マンション管理会社

「高校を卒業したら人の役に立つ仕事をしたい。できれば人の生活に寄り添う仕事ができたらいいな」

現在、高校生の方のなかには、そのような希望を持っている人もいるのではないでしょうか?

そんな人にはマンション管理会社の仕事がおすすめです。

マンション管理会社の仕事は、そこに暮らす人が住みやすい環境に整え、サポートしていく仕事です。

この記事では、マンション管理会社ではどのような仕事をするのか、その仕事に就く方法、取っておくと役に立つ資格などについて紹介します。

この記事を見て、マンション管理会社の仕事をするイメージづくりのお役に立てれば幸いです。

マンション管理会社の仕事

マンション管理会社は、マンションの管理・運営を専門的に行なう専門業者です。

マンションのオーナーや管理組合からの依頼を受け、「住人の連絡窓口」「定期巡回」「消防設備点検」などの日常管理業務を行なったり、「入居者募集」「マンションの契約更新や解約業務」などの運用管理業務を行なったりします。

場合によっては、住民同士のトラブルの仲裁に入ることもあります。

なかには、空き家対策や相続の相談、店舗用のテナント物件の紹介をする管理会社もあります。

マンション管理会社の仕事はつまり、マンションに暮らす人が住みやすい環境に整え、サポートしていく仕事です。

マンション管理会社の仕事に向いている人の特徴は3つです。

①チームワークを大切にする人

マンション管理会社の社員は、チームワークを大切にできる人が向いています。

マンションのオーナーや住人、テナント担当者などのクレームに対応するためには、会社の上司や先輩、業者の担当者とうまくコミュニケーションを取って、協力しなければならないからです。

自分1人で判断するのではなく、チームワークを常に意識する姿勢が大切になります。

そのため、人と協力して何かをすることが好きな人は向いているといえるでしょう。

②ストレスにうまく対応できる人

ストレスにうまく対応できる人は、マンション管理会社の仕事に向いています。

マンションでは、「騒音」「水漏れ」「住民同士のトラブル」などさまざまな問題が起こりがちです。

そのクレーム対応にいちいち落ち込んでいては、やっていけません。

トラブルが起きたときには、相手の主張に冷静に耳を傾け、落ち着いて対応する必要があります。

そのため、ストレスにうまく対応できる人は向いています。

③気が利く人

細かいところに気が利く人は、マンション管理会社の仕事をするのに向いています。

マンションの環境を常に良い状態に保って住民に心地よい生活を提供するためには、細かい部分に気付かないといけないからです。

具体的には、「マンション内の清掃が行き渡っているか」「エレベーターなどの設備に異常はないか」「ゴミ出しの曜日がしっかり守られているか」などです。

そのため、部活や文化祭などの行事で、周りに気遣いができる人は向いています。

ここでマンション管理会社で働く際のやりがいについて取り上げます。

やりがいは3つです。

①マンションの住人に頼りにされる

マンションの住人に頼りにされるのは、やりがいです。

マンション管理会社の社員は、「ゴミ出しや騒音トラブル」「ペットのニオイや水漏れなどの日常生活のトラブル」「防犯・防災対策」「マンションの大規模修繕の費用トラブル」などさまざまな問題を住民の代わりに解決します。

その姿勢を見てマンションの住人に信頼してもらえるのは、なによりものやりがいです。

②幅広い業務に関われる

幅広く業務に関われるのもやりがいです。

なぜなら、マンション管理会社の仕事は、マンション住民のトラブル対応だけでなく、大規模修繕改修工事の計画立案・助言・会計処理などの仕事も含まれるからです。

それらの経験を積むことで、コミュニケーション能力や企画力、数字力が身につき、総合的なビジネススキルとなるのはやりがいとなります。

③年齢を重ねても続けられる

マンション管理会社の仕事は、年齢を重ねても続けられるのがやりがいです。

マンション管理人の平均年齢は60代・70代で、たとえ会社で定年を迎えてもマンション管理人として働くことができます。

マンション管理士や管理業務主任者などの資格があり、マンション管理会社の仕事経験もあれば、さらに収入を上げることも可能です。

マンション管理・運営の仕事をするには?

マンション管理・運営の仕事に就きたいなら、マンション管理会社に就職する必要があります。

試験はおもに面接です。

面接では「その会社の志望動機」「自己PR」「この業界を選んだ理由」「自分の長所と短所」「学生時代に力を入れて取り組んだこと」「クレームに対応した経験」などを質問されます。

また、「マンションを管理・運営する魅力」「これからマンション管理の仕事をするために大切なこと」「自分が考える理想の住まい」などの質問が出されるところもあります。

質問に自信をもって答えるためには、業界や受ける企業についてよく研究しておくのがおすすめです。

マンション管理の仕事はコミュニケーション力も大切なので、質問されることにはハキハキと答えられるとよいでしょう。

必要な資格

マンション管理会社の仕事をするにあたって、有利な資格がいくつかあります。

おもな資格は3つです。

①マンション管理士

マンション管理士としてマンションの管理をしたり、管理組合の管理者・マンションの区分所有者(部屋の購入者)の相談に乗り、「助言・指導・アドバイス」を行なったりするための資格です。

試験は、公益財団法人 マンション管理センターにより年に1回行なわれ、「マンションの管理に関する法令や実務」「管理組合の運営円滑化」などの問題がマークシート方式で50題出題されます。

受験手数料は9,400円で、受験資格の制限はありません。

試験に合格したら合格証書とともに登録申請書と誓約書が届くので、書類に記入し住民票・登録申請書・誓約書を郵送することでマンション管理士として登録されます。

その際、登録手数料4,250円(非課税)と登録免許税9,000円の計13,250円が必要です。

しばらくして登録証が届いたら、正式な「マンション管理士」になれます。

②管理業務主任者

マンション管理会社が管理組合などに、契約に関する説明や管理事務報告を行なうのに必要な国家資格です。

試験は一般社団法人マンション管理業協会により実施されます。

「管理事務の委託契約」「建物および付属設備の維持・修繕に関する企画や実施調査」など50問が出題されます。

受験手数料は8,900円で、年齢・学歴に関係なく受けることが可能です。

試験合格後、管理業務主任者として登録してから1年以内に交付申請すると、証明書が交付されます。そこではじめて「管理業務主任者」を名乗ることができます。

なお、登録にかかる費用は登録手数料4,250円、登録実務講習受講料23,100円です。また、交付手数料は2,300円で、合計29,650円かかります。

5年の有効期限があるため、更新手続きもしなければなりません。

③宅地建物取引士(宅建)

不動産取引の専門能力を証明する、年に1回行なわれる国家資格です。

一般財団法人 不動産適正取引推進機構により実施されます。

試験は「土地や建物の権利」「宅地及び建物についての税の法令」など宅地建物取引業に関わる実用的な知識を問う問題が、50問出題されます。

受験料は8,200円です。

日本国内に居住していれば年齢・学歴に関係なく誰でも受けられます。

試験合格後には、合格証書とともに「宅地建物取引士資格登録等の手続について」の書類が送られてくるので、必要な書類の提出とともに登録手数料37,000円、取引士証交付申請手数料4,500円を払い込むことで登録完了です。

登録後は5年に1回の更新が必要になります。

更新の際には法定講習を受講し、交付手数料を支払わなければいけません。

法定講習は12,000円・交付手数料は4,500円で、合計16,500円が必要です。

専門的な学校・学科はあるの?

マンション管理会社に勤めるための学校は特にありません。

中小企業では、高卒や学歴不問で募集しているところが多いからです。

しかしなかには、大卒・短大卒・専門学校卒の条件で、募集している会社もあります。

大学・短大で学ぶなら不動産学科や経済学科、専門学校で学ぶならビジネス系の専門学校がおすすめです。

マンション管理会社の年収・給与・収入

マンション管理会社社員の年収は、会社の規模にもよりますが平均して400万円〜420万円です。

月収にすると、33万円〜35万円ほどになります。

会社によっては、もう少し低いところもあるかもしれませんが、収入を上げるためには「マンション管理士」や「管理業務主任者」「宅建」などの資格を併せて取得しておくと、年収アップにつなげることが可能です。

また、就職した会社で経験を積んでから、大手の会社へ転職する方法を考えてもよいでしょう。

マンション管理会社の社会のニーズ・将来性・まとめ

マンション管理会社の仕事は、これからも必要になると予想できます。

なぜなら、資産価値のある新築マンションの建設が続く限り、マンション管理の仕事はなくならないからです。

日本国内のマンション管理市場規模は、2020年の7,825億円から2025年には8,655億円と830億円拡大するといわれています。

また、マンションは区分所有者(部屋の購入者)からの管理費や修繕積立金などでなりたっているため、景気に影響されません。

そのため、マンション管理会社の仕事はなくならないといえるでしょう。

これからマンション管理の仕事をしたいと考えているなら、マンションの住民の悩みをしっかりと聞き取り、そのマンションの抱える課題をじっくりと考えながら、仕事に取り組む姿勢が大切です。

会社の上司や先輩、業者の担当者とうまくコミュニケーションを取りながら、一つひとつ問題を解決していけば、マンションの住民からも高く評価してもらえるはずです。

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