きもの販売

「着物が好きなので高校を卒業したら、きもの販売に挑戦してみたい」

と考えている高校生のみなさんも多いのではないでしょうか。

「でも、着物の仕事って敷居が高そうだから、就職するのがむずかしいんじゃない?」

この記事では、きもの販売の仕事のやりがいやなり方、学べる学校などについて紹介します。

この記事を見て、きもの販売になるイメージづくりのお役に立てれば幸いです。

きもの販売の仕事

きもの販売は、お客様に着物の提案を行なう仕事です。

成人式や結婚式など、お客様の状況に合わせて着物の色や柄の選び方をおすすめします。

きもの販売の具体的な仕事内容は、「お客様の接客」「着物の商品説明」「レジ対応」「お店の清掃」「商品購入後のお客様の問い合わせ対応」などです。

季節にあわせた商品の陳列や在庫管理、電話応対や業者とのやりとり、イベントの案内なども仕事に含まれます。

ちなみに「きものアドバイザー」は、着付けを教えたり、着付けの実演をするのが仕事です。

きもの販売のやりがいは3つあります。

①お客様のよろこぶ姿を見られる

お客様のよろこぶ姿を見られるのは、きもの販売のやりがいです。

着物は高価な商品のため、お気に入りの一着を見つけるまでに時間がかかります。

お客様と一緒になってじっくりと着物を選んでいくなかで、納得の商品を見つけられたときに大変よろこんでもらえるのは、自分のことのようにうれしいものです。

②人生の節目に立ち会える

お客様の人生の節目に立ち会えるのは、やりがいとなります。

例えば、七五三や成人式、結婚式などです。

一生の思い出として残り続ける大きな節目となるイベントのお役に立てることは、きもの販売の大きなやりがいといえます。

③着物の着こなしや立ち居振る舞いを学べる

着物の着こなしや立ち居振る舞いを学べるのもやりがいです。

着物を販売する立場になると、お客様に恥ずかしくないように着物の着こなしや振る舞いに気を配るようになります。

その姿勢により、外見だけでなく内面からも「雰囲気のあるたたずまい」を身につけることができます。

次にきもの販売に向いている人の特徴です。

特徴は3つあります。

①着物に興味がある人

きもの販売になるなら、着物に興味があることが大切です。

まずお店の商品にどのようなものがあるか覚えなければいけませんが、興味がなければ苦痛になってしまうからです。

また、お客様に合った着物を選ぶ際にも、着物に興味がなければよいものを提案することができません。

②お客様と気長に向き合える人

お客様と気長に向き合える人は、きもの販売に向いています。

着物は高価な商品です。

帯や小物などを合わせると30〜40万円はかかるため、お客様が着物を選ぶ際には慎重になります。

きもの販売はそのようなお客様と時間をかけて向き合い、好みや要望を何度も聞きとる姿勢が大切です。

早く購入してもらいたいからといってお客様に雑な対応をするようでは、すぐに見透かされてしまいます。

そのため、イライラせずに気長に待てる性格の人はきもの販売向きです。

③向上心のある人

向上心のある人は、きもの販売に向いています。

着物には、深い知識が必要です。

日々、知識を吸収して長い時間をかけて自分のものにしていく姿勢が大切になります。

着物に詳しいお客様が来店したときには、謙虚に教えてもらうくらいの気持ちもあるといいでしょう。

そのような姿勢がお客様との信頼関係を築くことにつながるはずです。

きもの販売になるには?

きもの販売になるには、「着物専門店や呉服屋」「百貨店」「ショッピングモールの着物屋」などに就職する方法があります。

雇用形態は、正社員や契約社員、パートやアルバイトなどさまざまです。

パートやアルバイトのなかには、社員登用制度を設けているところもあるため、安定的に働くならば社員登用の可能性がある着物屋さんに入社するのがベターな選択です。

採用試験は面接が中心となります。

面接では、「なぜきもの販売の仕事を目指すのか?」「仕事への意欲」などを質問されます。

販売員として必要なコミュニケーション能力も見られているため、会話の意図をくみ取り、笑顔でしっかりと受け答えするようにしましょう。

そしてなにより大切なのは、きもの販売になりたいという強い思いです。

必要な資格

きもの販売になるには、特に資格は必要ありません。

ただ、持っておくと良い資格が2つほどあります。

①接客販売技能検定

一般社団法人日本百貨店協会により行なわれる ファッションやギフト販売に関する国家検定資格です。

レディースファッション・メンズファッション・ギフト販売の3科目からなり、試験は学科試験と実技試験があります。

きもの販売としての専門資格ではありませんが、販売員のプロとして取っておくと役に立つ資格です。

3級の受験資格は特になく、2級は「3級を保有しているか、販売経験2年以上」、1級は「2級取得後の販売経験1年以上か、販売経験5年以上」となっています。

受験料は3級が16,000円、2級が25,000円、1級が38,800円です。

3級の受験資格は特にないため、学生時代に取っておいてもよいかもしれません。

②サービス接遇検定

公益財団法人 実務技能検定協会の行なっている、サービス業の心構えや態度・振る舞いなどを試すビジネス検定です。

試験は1級〜3級まであり、専門知識や対人技能などの学科試験や、ロールプレイング面接となっています。

受験料は3級が3,800円、2級が5,200円、1級が7,800円です。

受験資格は特にないので、学生時代にすべての資格に挑戦してはいかがでしょうか。

専門的な学校・学科はあるの?

きもの販売になるための専門的な学校はありません。

しかし、大学の家政学部や着物専門学校などで、実際の着付けや着物のデザイン、ファッションビジネスなどについて学んでおけば、より専門性の高いきもの販売になることが可能です。

専門学校のなかには、着物についての基本から、着付けやビジネスマナーなどを学べるところもあります。

きもの販売の年収・給与・収入

きもの販売の年収は正社員の場合、200万円〜300万円ほどです。

月収にすると、17万円〜25万円ほどになります。

また、パートやアルバイトだと時給は800円〜1200円が相場です。

ほかの職業と比べて平均的な給与が低い傾向にあるため、販売員としての実績を残して給料を上げてもらうか、より給料の高い着物屋さんに転職するなどして収入をあげる努力が必要になります。

きもの販売の社会のニーズ・将来性・まとめ

着物を着る人は、年々減少しているといわれていますが、明るい材料もあります。

アンケートリサーチ会社マイボイスコム株式会社が2022年に行なった着物のアンケート調査によると、10代から30代の女性で「今後着物を着たい」と考えている人の割合は5〜6割ほどいるとの結果が出ています。

佐賀県のホテルでは、家でタンスに眠っている着物を次の世代にわたす「キモノバトン」という取り組みも行なわれているようです。

また、近年、海外でも「kimono」の名前で注目が集まり、日本への旅行で着物を購入し、帰国後も自分で着用する外国人観光客も一定数います。

そのような流れもあり、まだまだ着物の需要は減ることはないでしょう。

着物には興味があるけど着付けのしかたがわからずに、着ることを諦めてしまう人も多いようです。

これからきもの販売を目指すなら、着付けの仕方や着物文化への深い関心のある人が求められます。

お客様に着物の良さを伝え、「日本の着物文化の継承者」の一員になれるきもの販売の仕事は、魅力的な仕事です。

きもの販売の仕事に興味をもったなら、挑戦してみてください。

関連コラム 京都の着物文化を支えよう!着物業界の現状・今後、また着物にまつわる仕事を紹介!

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