京都府、京都市を知る。京都の企業を知る。

京都府の今、京都府の企業の概要やデータなどから京都について知っていきたいと思います。

京都府、京都市のデータを知る

まず、京都府の人口は、令和5年3月1日現在、254万1551人(120万3615世帯)となっており全国で13位となっています。

そのうち京都市の人口は令和5年3月1日現在、144万2411人(74万243世帯)です。

全国に20個ある政令指定都市の一つとなっています。

関西では大阪市、神戸市に次ぎ3番目の人口の多さとなっています。

面積では、京都府は4,613.20平方キロメートルとなっており47都道府県中31番目の大きさとなっています。

京都市の面積は、827.83キロメートルとなっており京都府のおよそ18%の広さとなっております。

また京都市は区で分類され北区、上京区、左京区、中京区、東山区、山科区、下京区、南区、右京区、西京区、伏見区の11で構成されています。

京都の会社のデータ

京都府内の事業者数は令和3年6月時点で、10万8,368事業所があり、従業者数は113万9827人となっています。

事業者数は全国で12位、従業者数は全国で13位となっており人口の数とほぼ同値の順位となっています。

京都府の上場企業数は70社となっており、こちらは全国8位となっており人口や広さに比べ上場企業は多い傾向にあります。

また東証プライムに上場している企業は70社のうち39社と日本を代表する企業も多いのが特徴です。

京都を代表する企業としては

  • 京セラ株式会社
  • 日本電産
  • 村田製作所
  • オムロン株式会社
  • 任天堂株式会社
  • ローム株式会社
  • 島津製作所
  • 株式会社SCREENホールディングス

などがあげられます。

日本だけでなく世界でも活躍している企業が多いのが特徴といえるでしょう。

しかし京都府は99.9%は中小企業で構成されており、京都で働いている人は中小企業で働いている人が多数といえるでしょう。

特に従業員数でみてみると従業者数の規模別事業所数は、従業者数「1~4人」の事業所が64,218事業所と最も多く、以下「5~ 9人」の事業所(19,871事業所)、「10~19人」の事業所(12,299事業所)の順となっています。

従業者数19人 以下の事業所の観点で見てみても全体の88.9%を占めており、中小企業の多さがみてとれます。

京都市は京都府のおよそ事業者数は63%、従業員数は65%となっています。

京都府の産業

 産業大分類別の事業所数でみると「小売業、卸売」が25,471事業所で最も多く、全事業所の23.5%を占めています。続いて「宿泊業,飲食サービス業」が13,225事業所(12.2%)、「製造業」が11,973事業所(11.0%)となっています。

これは全国と比べてみると、「製造業」、「宿泊業,飲食サービス業」などが 全国より高く、「建設業」、「生活関連サービス業,娯楽業」などが低い傾向にあります。

次いで従業員の視点で見てみましょう。

「卸売業,小売業」の従事者が233,476人で最も多く、全従業者数の 20.5%を占めています。次いで、「製造業」が185,111人(16.2%)、「医療,福祉」が176,106人(15.5%)、「宿泊業,飲食サービス業」が111,933人(9.8%)と続き、この4業種で従業者数全体の62.0%を占めています。

このように他府県から比べるとこの4業種に偏っており、「建設業」「情報通信業」が低い傾向にあります。

京都で全国上位にランクインする数字は?

1.2019年度の大学数(だいがくすう)(人口10万人あたり)

こちら総務省統計局統計(とうけい)でみる都道府県のすがた2021によると、全 国 0.62校に対し、京都府が 1.32校と1位になっています。

これがまさに学生の街といわれるところだといえます。

2.高校卒業者の大学等進学率に関しても文部科学省学校基本調査(令和2年3月現在)によりますと、全   国  55.8%に対し京都府67.8%と1位となっています。

地元から進学する人も多いことが現れているといえます。

3.国指定重要文化財の建造物の数

文化庁(令和3年6月1日現在)のデータによると、全国2523件に対し京都府298件と歴史の街、歴史建造物の街といえ日本一の観光都市といえるでしょう。

さらに 国宝の建造物数にいたっては、全国291件に対し、京都府73件と圧倒的な多さになります。

4.国指定伝統的工芸品の数

経済産業省のデータによると、全国236品目に対し京都府は17品目とこちらも全国1位となっています。

まさに伝統産業の街ともいえると思います。

他に出荷数1位なものは

・ちりめん類31億円(77%)

・造花・装飾用羽毛12億円(19%)

・既製和服・帯78億円(41%)

・ネクタイ7億円(33%)

・宗教用具43億円(14%)

・和生菓子366億円(7%)

・公害計測器102億円(33%)

などがランクインしています。

まとめ

京都府は人口や企業数は上の下、中の上に位置しています。

企業的には製造業の出荷額が多いのは京都の大手企業に製造業が集まっていることが言えるでしょう。

また、観光都市ということもあり宿泊、飲食サービスも多いのも特徴といえます。

また、学生の街にふさわしく大学の多さを考えると、地方や地元の人が京都の大学に通っていることも数字的にわかりました。

今後京都はますます学生の方に京都の魅力を知っていただき将来住んでいただけることを考えないといけないでしょう。

また、文化財の多さなどで観光都市の強みも2023年4月現在コロナが収束してきた今、各企業がコロナ後をどう展開していくかが京都の今後の経済に影響してくるでしょう。

そういう色々な値を見てみると京都はまだまだ伸びしろのある街だといえます。

また文化庁がきたこともあったり、2025年の大阪万博に向け皆がどのような新しい京都作りをしていくかがポイントになってくると思います。

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